후리가나로 읽는 일본 고전
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さんごくし
三国志(七)
吉川 英治
吉川 英治의 三国志(七)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N1. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N1 · 고급 · 신자체·신가나 · 371,916자 · 744화면
よいように療治してくれ」と、片臂を委せたまま、ふたたび盤上の対局に余念なかった。
華陀は、薬嚢を寄せて、中から二つの鉄の環を取り出した。一つの環を柱に打ち、一つの環に関羽の腕を入れて、縄をもって縛りつける準備をした。関羽は、異なことをするものかなといわぬばかりに、わが腕を見て、
「華陀とやら、どうするのか」
と、訊いた。華陀は答えて、
「医刀をもって肉を裂き、臂の骨を取り出して、烏頭の毒で腐蝕したところや変色した骨の部分をきれいに削り取るのです。おそらくこの手術で気を失わぬ病人はありません。いかに将軍でも必ず暴れ苦しむに違いありませんから、動かぬように、しばらくご辛抱をねがうわけで」
「何かと思えば、そんな用意か。大事ない、存分に療治してくれい」
鉄環を除って、そのまま、手術を請うた。
華陀は瘡を切開しにかかった。下に置いた銀盆に血は満ち溢れ、華陀の両手もその刀もすべて血漿にまみれた。その上、臂の骨を鋭利な刃ものでガリガリ削るのであった。関羽は依然として碁盤から眼を離さなかったが、まわりにいた関平や侍臣はみな真っ蒼になってしまい、中には座に耐えず面をそむけて立って行った者すらある。