후리가나로 읽는 일본 고전
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じけいろく
自警録
新渡戸 稲造
新渡戸 稲造의 自警録(じけいろく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 168,224자 · 328화면
実業家がその業につくに、個人の利益を旨として差支えないと断言するについても、読者の曲解なきことを切に望む。
国民が各個人的の最良なる利益を図ったならば、その結果はおそらく社会と国家との利益になることであろう。僕はことさら最良なる利益なる文字に力をいれて言う。我利々々亡者連が他の者の事業を妨害したり、競争者を中傷したり、人身攻撃をしたり、捏造説をはいたり、その他卑劣な方法によりて得る利益は、僕のいう最良の利益とはあい反するものである。
最良の利益とは正々堂々と人の前でいって恥ずかしくないことをいうのである。この冒頭に話した米人の己れの一家のよろしきを図るごときは、人に対して何の恥ずるところもない。もしこの男にして一家の驕奢を図り、その妻には流行の先駆者たらしめ、あるいは子女をしてだらしのない娯楽に耽けらしむることをもって、己れの利益とみなしたならば、これはまさしく恥ずべきことである。しかるに己れよりは一歩進んだ人に育てあげようという目的ならば、これまさしく国家のため善良なる市民を捧げるのであるから、国家のためといわないで、確かに国家の利益を図っておる。