일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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じけいろく

自警録

新渡戸 稲造

新渡戸 稲造의 自警録(じけいろく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 168,224자 · 328화면

아오조라 문고

、われわれは勉めてこの害を矯めるようにせねばならぬと思うが、僕はけっして英米人をそのまま傚って彼の風に化せよとはかつても言ったこともない。また今もなおそういう議論は主張しないけれども、彼らにくらべてわれわれが世渡りするに、少なからず損をしていることは確かである。

善悪正邪はとにかく、損徳の点から打算しても、なんの必要もなきところに、感情を費すことはおろかな業である。僕はかつて精力の貯蓄なる題のもとに、精神の力も貯蓄すべきことを論じたことがあったが、感情の貯蓄についても同じような説をときたい。

ただ読者に誤解なきよう願いたいことは、高尚または有益なる感情をも殺せという意は僕に更にない。すなわちさきに言うた感情を貯蓄せよなる言葉の内に、感情を有することの望ましきを含ましてある積りだが、ただ感情の入って邪魔になるところに、感情を入るるべからずというに過ぎぬので、さきにいった商業家の取引あるいは政治の党派論のごときはもっともその適例と思う。学理あるいは歴史の研究についてはいうまでもない。昔のシナの学者も道心と人心と区別して説いたそうである。道心は人心のその正を得たる心と王陽明は説いたが、正を得るとは、人欲のまざらないところで、つまらぬ感情のなきをいうところであると思う。