일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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じけいろく

自警録

新渡戸 稲造

新渡戸 稲造의 自警録(じけいろく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 168,224자 · 328화면

아오조라 문고

許して、その言行の正しからざることがあっても、自らも世人も咎めなかった。

普通教育のいまだ一般にいき渡らないときは、かくのごときことも無理でない。教えてくれる設備もない時代と場所に生まれ育った者は、ただこの世に出てきたというのみで、もの言うからこそ人間に違いないが、その他の点においてはむしろ動物に近い。ゆえに動物的の行動をとっても無理ならぬことであった。

人の動物と違うところは思想あるがためで、この思想なるものを養わない以上は、禽獣に髣髴たるものである。そこで人を測るに、いずれの定規をもってするか、動物的の標準をもってするか、向上的すなわち思想の上下をもって測るか、用いる量によって人に対する観念がちがってくる。すなわち動物的の定規をもってすれば、若い衆の飲酒にふけったり夜遊びするのは、普通一般のことで賞めるほどのことでなくとも、咎めることではない。しかるに思想の標準をもって図るときは、なにか一種の思慮を持たぬ者は、人間のごとくにみなさない。近ごろの青年会と昔の若い衆と違うのは、高いほうの標準を使うからである。

幼年の理想は今いかに変じたか

ただ思想の発展にはとかくに障害物があって、挫けやすいもので、譬えて言うならば、ごく微妙な外界の影響を受けやすい花のごときものである。