일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

どうひょう

道標

宮本 百合子

宮本 百合子의 道標(どうひょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 846,457자 · 1672화면

아오조라 문고

伸子はそうも思った。何がどうであるにしろ、父も母も、うちのものみんなは、パリにいる伸子というものを心あてにして四十日の航海をして来ているのだった。あしたはたった一人で出迎える自分として、できるだけ賑やかに、みんなを迎えよう。伸子はそう決心した。

翌朝、九時すこし前というのに、もう暑いマルセーユの波止場で、タクシーからおりたった伸子の腕には、大きな花束が抱えられていた。そのほか、グリーンのリボンでぶら下げられている、ふざけた顔つきの青びろうど製のむく犬。同じようにバラ色のリボンにつられて、薔薇の花びらを重ねたように華やかなスカートをふくらませているフランス人形。そんなものが女学生っぽい伸子の身のまわりにひきつれられている。埠頭には、船腹に赤錆を出した、見っともない船が一艘横づけになっていた。パイプをくわえた波止場人足が多勢、ぶらぶら仕事のはじまるのを待っている。その辺に出迎人らしいものと云えば、ひさしの人に金モールでホテルの名をぬいだした丸形帽をかぶったホテルの案内人が二三人いるぐらいのものだった。伸子は、てっきり埠頭がちがうと思った。そこにはいっている船はどうみても貨物船だった。