轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

けんきょうじゅなん

剣侠受難

国枝 史郎

「東京日日新聞」1926(大正15)年5月28日~11月14日

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 195,479 字 · 394 页

青空文庫

凄い笑い

おれの住居をほじくり出し、留守を目がけて忍び込み、うんとこさためたさい銭を、盗み取ろうというのだろう。計画はいい、それはほめる。だがなア早引、それにしても、ちょっとばかり甘く見過ぎたぜ、お町にかかっちゃア耄碌でも、金の音を聞くとこの島原、ピーンと、一時に正気づくぜ。交換条件まずご免だ。ただしこれだけはいっていい。イスラエル教の大行者、島原神父のご神殿は、この天が下、人あるところ、至る所にござるぞよとな。どうだこのくらいで負けてくれ。さあさあ話せ、お町の隠れ家。どこだどこだ? ど……お……こ……お……だア?」

そっくり返ったものである。

真ん中どころを射あてられ、さすがの早引忠三も、げんなりとして苦笑したが、反動的に猛くなり、えぐってえぐってえぐってやれ! で、まくし立てたものである。

「おおおおおお、いかにもなあ、まだおめえにア脈がある。もっともおれにカマをかけられ、チョロッカにねぐらを明かすようじゃア、よくよくヤクザな人間だ。そこまで耄碌はしていねえだろう。よろしいよろしい天が下、人ある所おめえの住居、大きく出たところに稚気があって、そうして大変可愛らしい。