轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

ごくちゅうへのてがみ

獄中への手紙

宮本 百合子

05 一九三八年(昭和十三年)

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 229,387 字 · 453 页

青空文庫

になるのですね。よかれあしかれ、自分の肩をもって何か云ってくれる人間というようなものをもっていない。そんな先輩もいない。身ぐるみ、世の中に突き出ていて、そういう生き方の価値で、数人の友と、私の知らない、而もその辺に満ちている読者、自分に対して抱かれていると感じ、それに対して責任を感じている信頼が生じているわけです。

『東日』や『朝日』『婦人公論』、そういうところが、それぞれ婦人の諸分野での活動家をあつめてグループをこしらえている。そのどれにも入っていません。こういう会では社の親玉が出ます。時によると芸者も呼ぶ。(そういう話をきいた)男の或種の人々(作家)が、或ゴルフのグループに入ると、それが一定の社会的標準となるとよろこぶ。それに似ている。そういうつき合いの面で、私がけむったがられるとしても、其は全く自然で、結構です。

ジャーナリストとは仕事を通しての交渉しかない。現在のような状態だと、従って用事のない記者など一人も現れず。仕事の縁故でずるずるというのはない。尤も、仕事はジャーナリズム関係でも良質の友人があってよいのだが、殆どそういう場合がなかった。