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みやもとむさし

宮本武蔵(七)

吉川 英治

線上閱讀吉川 英治《宮本武蔵(七)(みやもとむさし)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 350,912 字 · 702 頁

青空文庫

六

六

今日、自分の耳にはいったばかりであるが――と亘志摩は、前提して、

「藩へ、死亡届が出た。矢矧の辺で斬られたのだとある。調べさせてみると相手方は貴公との事。貴公の名は、疾く承っていたが、当御城下にお住いとは、それで、初めて知ったのでござる」

と、話しだした。

嘘は、見えない。武蔵も、信じて、聞き出した。

「――で、何が故に、貴公を闇討ちにしようと計ったか、厳重に、調査いたしてみた所、御当家のお客分に、東軍流の兵法家で三宅軍兵衛といわるる仁があるが、その門人と、藩の者四、五名が、謀ってやったことが相分った」

「……ははあ?」

なお、武蔵は解せない顔。

だが、次第にそれも解けた。亘志摩の話によって明確になった。

三宅軍兵衛の直弟子のうちに、以前、京都の吉岡家にいた者があり、また、本多家の子弟のうちにも吉岡門流の者が何十人となくある。

そうした人々の間に、

(近頃、御城下で、無可と変名している牢人は、京都の蓮台寺野、三十三間堂、一乗寺村などで、相次いで吉岡一族の者を葬り、遂に、吉岡家そのものを、断絶にまで導いてしまった宮本武蔵だといううわさだが)

と、伝えられ出したことから、今なお、武蔵に深い怨恨を抱いている者の口火から、