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Japanische Klassiker mit Furigana

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しゅくず

現代日本文学館8 徳田秋声

徳田 秋声

Lesen Sie 現代日本文学館8 徳田秋声 (しゅくず) von 徳田 秋声 (とくだしゅうせい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 327.364 Zeichen · 638 Bildschirme

Aozora Bunko

髪の毛が赭く瞳は白皙人のように鳶色で、鼻も口元も彫刻のようにくっきりした深い線に刻まれていたが、大分浸潤があるので、医者の勧めで親元へ還したこともあり、銀子自身があまり商売に馴れてもいないので、子供の見張りや、芸事を仕込んでもらうつもりで、烏森を初め二三カ所渡りあるいたという、二つ年上の女を、田村町から出稽古に来る、常磐津の師匠の口利きで抱えてみると、見てくれのよさとは反対に、頭がひどい左巻きであったりした。一年間も方々の病院をつれ歩いてみても、睫毛や眉毛を蝕んで行く皮膚病に悩まされたこともあり、子柄がわるい代りに病気がないのが取柄だと思うと、親がバタヤで質が悪く、絶えず金の無心で坐りこまれたりした。銀子もいろいろの世間を見て来て、時には暴力団や与太ものの座敷へも呼ばれ、娘や女を喰いものにしている吸血児をも知っていたが、女ではやっぱり甘く見られがちで、つい二階にいる均平に降りてもらうことになるのだったが、均平も先の出方では、ややもするとしてやられがちであった。

「いやな商売だな。」

均平がいうと銀子も、

「そうね、止しましょうか。」

「いやいや、君はやっぱりこの商売に取りついて行くんだ。