Japanische Klassiker mit Furigana
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しゅくず
現代日本文学館8 徳田秋声
徳田 秋声
Lesen Sie 現代日本文学館8 徳田秋声 (しゅくず) von 徳田 秋声 (とくだしゅうせい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 327.364 Zeichen · 638 Bildschirme
言葉は東京弁そっくりで、この稼業の人にしては、お品がよかった。前身は解らなかったが、柔道家の娘だという噂を、抱えの姐さんがしているのは真実らしく、丈夫の時には、呑助の親爺が大々した体を小柄の女房に取って組み敷かれたという笑い話もあった。病気は腎臓に神経痛で、気象のはっきりした銀子が気に入り、肩や腰を擦らせたりして、小遣いをくれたり、菓子を食べさせたりした。
彼女の話によると、養女が二人あり、みんな大きくなって、年上の方は東京の方で、この商売に取りついており、抱えも五人あって、調子が悪くないというのだったが、下の方もこれもこの土地での評判の美人で、落籍されて、東京で勤め人の奥さんで納まっており、子供も三人あるのだった。
「私もこんな病気だもんだからね。あの人たちもいつ死ぬかと思って、少しばかりのものを目当てに時々様子を見て来るのさ。苦労して大きくしてやっても、つまらないものさ。」
親爺はいつも酒くさい口をしていた。近所の酒場やおでんやでも呑むが、家でも朝から呑んだ。銀子はここでは牡丹というので出たが、彼はいつもぼた公ぼた公と呼び、お座敷のない時はお酌をさせられた。