Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
しゅくず
現代日本文学館8 徳田秋声
徳田 秋声
Lesen Sie 現代日本文学館8 徳田秋声 (しゅくず) von 徳田 秋声 (とくだしゅうせい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 327.364 Zeichen · 638 Bildschirme
春よしでは、神田で腕の好い左官屋の娘である春次より年嵩の、上野の坊さんの娘だという福太郎を頭として、十人余りの抱えがおり、房州船形の団扇製造元の娘だという、美形の小稲に、近頃烏森から住み替えて来た、仇っぽいところでよく売れる癲癇もちの稲次、お神が北海道時代に貰って芸者屋に預けておいた養女の梅福、相撲の娘で小粒できりりとしたお酌の小福、中ごろ樺太から逃げだして来た、これもお神が豊原で貰って花屋に預けておいた養女の五十奴、新橋から移って来た、品が好いので座敷の光る梅千代など、お神が弁天さまの砂糖漬がお好きといわれるほどの面喰いであったところから、金に糸目をつけず、綺麗首を揃えたのだったが、その中で契約の年期一杯に勤めたものといっては、売れ残りの年増ばかりで、少し目星しい妓は、あるいは引かされ、あるいは住替えはいいとして、癲癇もちはお神も後難を恐れて、うんと負けて信州へ住替えさせ、その代りに仕入れた樺太産まれの染福は、自称女子大出の、少し思想かぶれがしていたところから、ある夜自暴酒に酔って、銀子の晴子と客のことで大喧嘩となり、浜町の出先の三階から落ちて打撲傷で気絶してしまい、病院へ担ぎこまれて唸っていたと思うと、千七八百円の前借を踏み倒して、そこから姿を消してしまい、相撲の娘は売れないので居辛くなり、いつと