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Japanische Klassiker mit Furigana

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しゅくず

現代日本文学館8 徳田秋声

徳田 秋声

Lesen Sie 現代日本文学館8 徳田秋声 (しゅくず) von 徳田 秋声 (とくだしゅうせい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 327.364 Zeichen · 638 Bildschirme

Aozora Bunko

私瑠美子を仏英和の幼稚園へ入れようと思うんですけれど、あすこからではこの人には少し無理でしょうと思って……。咲子ちゃんどうしています。」

「泣いて困った。それに病気して……。君は酷いじゃないか。僕が悪いにしても、出たきり何の沙汰もしないなんて。」

庸三はハンケチで目を拭いた。葉子は少し横向きに坐って、編みものの手を動かしていた。

「でも随分大変だとは思うの。」

「やっと初まったばかりじゃないか。今に子供たちも仲よしになるよ。どうせそれは喧嘩もするよ。」

「瑠美子も咲子さんの噂していますの。」

「家の子供だって、あんなにみんなで瑠美子を可愛がっていたじゃないか。」

「貧しいながらも、私ここを自分の落着き場所として、勉強したいと思ってましたの。そして時々作品をもって、先生のところへ伺うことにするつもりでいたんですけれど、いけません。」

「駄目、駄目。君の過去を清算するつもりで、僕は正面を切ったんだから。」

「ここの主人夫婦も先生んとこ出ちゃいけないと言うんですの。――ここの御主人、先生のことよく知ってますわ。死んだ親爺さんは越後の三条の人で、呉服物をもってよく先生のとこへ行ったもんだそうですよ。