Japanische Klassiker mit Furigana
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しゅくず
現代日本文学館8 徳田秋声
徳田 秋声
Lesen Sie 現代日本文学館8 徳田秋声 (しゅくず) von 徳田 秋声 (とくだしゅうせい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 327.364 Zeichen · 638 Bildschirme
しかし遊びや花が好きで、金使いが荒く、初めての銀子の夫婦生活にすぐに幻滅が来た。
「それからどうした。」
均平はきいた。
「別にお金の無心でもないの。坊っちゃん育ちだから、金を貸してくれとも言えないのね。ただ今までは悪かったと言ってるの。」
「君は甘いから小遣でもやったんだろう。」
「まさか。さんざん無駄奉公させられたんですもの。その辺まで付き合ってくれないかと言うから、お金はいけないから、靴足袋の一足も買ってやりましょうと思って、上野の松坂屋まで行って、靴足袋とワイシャツを買って、坊やと三人で食堂で幕の内を食べて別れたけれど、男もああなると駄目ね。何だかいい儲け口があるから、北海道へ行くとか言ってたけれど、その旅費がほしかったのかも知れないわ。」
「未練もあるんだろう。」
「そんなこだわりはないの。それがあればいいけれど、ただ何となしふらふらしてんのね。」
それからまた大分月日がたってから、銀子はまた北海道から電報が来て、金の無心をして来たというのであった。
「北海道のどこさ。」
「どこだか忘れてしまったけれど、何でも、病気をして、お金もなくなるし、帰る旅費がないから、一時立てかえてくれというような文句だったわ。