후리가나로 읽는 일본 고전
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みやもとむさし
宮本武蔵(七)
吉川 英治
吉川 英治의 宮本武蔵(七)(みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 350,912자 · 702화면
もっとも、彼と彼女とは、近頃初めて会ったわけではない。彼女が、中山道を江戸下りの女郎衆と共に、八王子の宿まで来た時、そこで泊り合せた旅籠で、彼女は、城太郎の連れだという大蔵を見かけていたし、大蔵は二階から、陽気な一座の中に、朱実の姿を見て、薄ら覚えに記憶はしていたのである。
(女手がなくて、困っているところだが)
と、大蔵が謎をかけると、朱実は一も二もなくここへ逃げて来てしまった。
大蔵にとれば、その日から、朱実も役に立ち、又八も役に立つのであった。又八の始末はすると前からいっていたが、思い合すと、それが今日のことらしかった。
……何も知らない又八の影は、朱実の先を歩いて行った。いちどわが家へ戻って鍬を持ち出し、夜もすがら裏藪のあたりを歩いていたが、やがて、西久保の山へ上って、その金を埋けていた。
朱実が、それを見届けて来て、大蔵に告げると、大蔵はすぐ出て行った。――そして彼が帰って来たのは明け方だったが、掘出して来た金を、土蔵の中で調べてみると、三十枚渡した黄金が、どう数えても二枚不足しているので、損失でもしたように、頻りと小首をかしげていた。