후리가나로 읽는 일본 고전
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みやもとむさし
宮本武蔵(七)
吉川 英治
吉川 英治의 宮本武蔵(七)(みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 350,912자 · 702화면
二
どの面さげてその人の前にと、一時はもう子も忘れ、武蔵にもこの姿を見せまいと、深く怖じ恐れておりましたが、やはり会いとうて会いとうて……もう指折りかぞえれば城太郎もことし十八。その成人ぶりさえ一目見れば、死んでも心残りはないと、恥も意地も打ち捨てて、先頃からこの東路をさがし歩いているわけでございまする」
二
「では、城太郎というあの童弟子は、お許の子でおざったか」
このことは、沢庵にはまったく初耳であった。どうしてか、あんな知合いでいながら、ついぞお通からも武蔵からも、その生立ちについては、何も聞いていなかった。
薦僧の青木丹左は、黙ってうなずいた。その枯渇したすがたには、往年のどじょう髭を生やした侍大将の威風も旺盛な慾望の影も思い出せないほどだった。沢庵は、ただ憮然として見るほか、慰める言葉もなかった。すでに人間の脂ぎった殻から脱けて、蕭条の野へかかっている晩鐘の人生に、お座なりな慰めはいえるものではないからである。
――といって、過去の懺悔にのみ心を傷めて、これから先の道はないように、骨と皮の身を持ち扱っている相も、見ていられない心地がする。この人間は、自己の社会的な地位から転落して、すべてに滅失した時に、仏陀の救いとか、法悦の境というものがあることまで、見失ってしまったに違いない。