후리가나로 읽는 일본 고전
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みやもとむさし
宮本武蔵(七)
吉川 英治
吉川 英治의 宮本武蔵(七)(みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 350,912자 · 702화면
二
鎌倉には、寺が多いと聞いていたからである。
彼もまた、べつな意味で、苦悩していたところだった。もう二度と、自分が歩いて来た懶惰な生活へ、戻ろうという意志はなかった。
武蔵は、彼にいって、
「遅くはない。今からでも、自分を鍛え直して、世に出ればいいではないか。――自分で自分を、だめだと見限ったら、もう人生はそれまでのものだ」
と、励ましたが――しかし、と付け加えて、
「とはいえ、かくいう武蔵も、実は今、何かまったく、壁のような行止りと、ともすれば、おれは駄目かな? ――と疑いたいような、虚無に囚われて、何をする気も失せているのだ。そういう無為の病に、自分は三年に一度か、二年に一度ずつは、きっと罹るのだが、その時、駄目と思う自分を鞭打って励まし、無為の殻を蹴やぶって、殻から出ると、また新しい行くてが展けてくる。そして驀しぐらに一つの道を突き進む。――するとまた、三年目か四年目に、行止りの壁につき当って、無為の病にかかってしまう。……」
正直に、武蔵は告白して、さてまた、又八へ向っていうことには、
「ところが、今度の無為の病は、すこし重い。いつまでも、打開できぬ。