일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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みやもとむさし

宮本武蔵(七)

吉川 英治

吉川 英治의 宮本武蔵(七)(みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 350,912자 · 702화면

아오조라 문고

宮本武蔵

春告鳥

一

春告鳥

一

ここは、鶯の名所。

柳生の城のある柳生谷――

武者溜りの白壁に、二月の陽がほかりと映して、槍梅の影が一枝、静かな画になっている。

南枝の梅花は誘っても、片言の初音の声は、まだ稀にしか聞かれないが、野路や山路の雪が解けると共に、めっきり殖え出してくるのが、今、天下に遍き武者修行と称する客で、

――頼もう。頼もう。

の訪れだの、

――大祖石舟斎先生に一手。

だの。また、

――てまえこそは何の某が流れ汲む、何の誰それ。

だのといって、例の石垣坂の閉まっている門を無益に叩く者が、寔に踵を接して来るのである。

「どなたの御添書でお越しになろうと、宗祖は老年ゆえ、一切、お目にかかりませぬ」

と、ここの番士は、十年一日のごとく同じ言葉で、そういう客を謝辞している。

中には、

「芸道には、貴賤の差も、名人と初心の差も、道においては、ないはずでござろうに」

などと小理窟こねて、憤々として帰る武芸者もあるが、何ぞ知らん、石舟斎はすでに去年、世に亡き人になっていた。

江戸表にある長子の但馬守宗矩が、この四月中旬にならなければ公儀から暇をとって帰国できない事情にあるため――まだ喪を発せずに秘めてあるのだった。