일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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みやもとむさし

宮本武蔵(七)

吉川 英治

吉川 英治의 宮本武蔵(七)(みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 350,912자 · 702화면

아오조라 문고

四

深淵の龍だ。――と世間の噂はなかなかに喧しく、よく耳にすることなのである。

「……その幸村が」

と、佐渡は、主の肚を悟りかねていた。本来、努めて、隠すべきことを、客の目にふれるような所へ、何で懸けておくのだろうか。――ほかになんぞ大徳寺物の墨跡でも懸けておいたらよかりそうなものなのに。

――その時、板縁をふんでくる人のけはいに、佐渡はさり気ない眼をそらしていた。さっき門前で、無言のまま出迎えた、体の小兵な、肉づきも痩せ形な人物が、袖無羽織に、短い前差ひとこしを差して、至極、腰ひくく、

「失礼いたしました。せがれ奴をさし出して、お旅先を心なきお引留め、おゆるしを」

と、詫ぶるのであった。

四

ここは隠士の閑宅。主は牢人。

元より、社会的の地位は取りのけられている主客の間とはいえ、客の長岡佐渡は、細川藩の家老である。陪臣である。

伝心月叟と今は名まで変えたりとはいえ、主の幸村は、真田昌幸が直子、その実兄の信幸は、現に、徳川系の諸侯のひとり。

その幸村が、あまりに腰ひくい挨拶に、佐渡は甚だしく恐縮して、

「お手を。……お手をお上げくだされて」

と、頻りに辞儀を返し、