후리가나로 읽는 일본 고전
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みやもとむさし
宮本武蔵(七)
吉川 英治
吉川 英治의 宮本武蔵(七)(みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 350,912자 · 702화면
だが、これは彼女の罪ばかりでなく、無可先生自身も悪いので、
(自分は、播州牢人、係累もなく少しばかり学問をこころざして、京都や江戸に学んだから、この土地で行く末は、良い塾でも持って落着きたいと思う)
などとお座なりをいったことがあるので、年頃も年頃、人品もよし、第一に真面目でおとなしいし……と隣の夫婦がすぐ鍋釜の次に女房を考えたのも無理ではないしまた、時折出歩く無可先生の姿を見かけ、嫁に行きたい、嫁に遣りたいと筆職人の夫婦へ洩らして口ききを縋る向きも多いのである。
そのほか。
何の祭礼。何の踊り。やれ彼岸の盆のと――小さな生活を忙しく派手に――悲しみの葬式や病人の世話事までも、寄り合世帯のように賑やかに送っている――裏町住居のおもしろさ。
その中に、寂として住んで、
(おもしろいな)
無可先生は、一脚の小机から、世間をながめ、世間に学んでいるらしかった。
しかし、こういう世間には、ひとり無可先生ばかりでなく、どんな人間が住んでいるか知れなかった。時節が時節でもある。
先頃まで、大坂の柳の馬場の裏町で、幽夢という頭を丸めた手習師匠が住んでおったが、徳川家の手で身元を洗ってみると、何ぞしらん、これが前の土佐守長曾我部宮内少輔盛親の成れの果て――とわかり、大騒ぎしたが、近所に知れた時には、一夜で彼の姿はどこにも