일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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みやもとむさし

宮本武蔵(七)

吉川 英治

吉川 英治의 宮本武蔵(七)(みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 350,912자 · 702화면

아오조라 문고

四

ただ、どんじき屋へ、ああ書いておいた以上、やがて何とかいって来るものと心得ていなければならない心構えのために、

「いったい、あの牢人どもから、どんな恨みをうけたのか」

と、理由を糺すと、

「実は、女のことで……」

と、いい難そうに、又八はいう。

又八が生活を持つ所、何か必ず女の事故が起っている。彼と女とは、よくよく前世から業のふかい悪縁でもあるのだろうと――小次郎すらも苦笑をおぼえ、

「ふム、相変らず貴様は色事師だの。して、その女とは、どこの女で、そしてどうしたという理か」

いい渋る口を割らせるのは骨だったが、伊皿子へ帰っても、かくべつ用を持たない彼には、女と聞くだけでも、無聊をなぐさめられて、又八と会ったのも、拾い物のような気がしていた。

四

ようやく、又八が、打明けていう事情というのを聞くと、こうであった。

濠端の石置場には、お城の作事場に働いている者や往来の頻繁を当てこんで、何十軒といっていいほど、休み茶屋が、葭簀を張っている。

そこの一軒に、人目をひく茶汲女があった。飲みたくもない茶をのみにはいったり、喰べたくもない心太を啜ったりしにゆく連中のなかに、先刻の浜田某という侍の顔もよく見えていた。