일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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みやもとむさし

宮本武蔵(七)

吉川 英治

吉川 英治의 宮本武蔵(七)(みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 350,912자 · 702화면

아오조라 문고

二

この辺の藩士とすれば、岡崎の本多家、名古屋の徳川家であるが、そういう方面から、危害を向けられる理由が考えられなかった。――不審だ。人違いかも知れない。

いや人違いにしては、先頃来から露地口を覗き見したり、裏藪から眼を光らしたりする者があると隣の筆屋の夫婦までが感づいていた事実がおかしい。やはり武蔵を武蔵と知って、機を窺っている者に相違はない。

「ははあ……橋向うにも仲間がいるな」

武蔵が見ていると、物陰の暗がりへ潜んだ三名は、そこで火縄をつけ直し、河の対岸へ向って、その火縄を振っていた。

二

そこにも、飛び道具を持って潜んでいるし、橋向うにも敵の仲間がいるとすると、敵は相当、備えを立てて、

(今宵こそは)

と、手具脛ひいているものと思われた。

武蔵の八帖寺通いも幾夜となく、この橋を通ることもしげしげであったから、敵は、それを確かめ、地の利と配置とを、十分に用意しておく余裕もあったにちがいない。

で――橋桁の陰から、武蔵は、うかと離れられない。

跳り出るとたんに、ドンと弾が飛んでくることは知れきっている。そこの敵を捨てて、一散に橋を駈け渡ってしまうのはなおさら危険きわまるといっていい。