후리가나로 읽는 일본 고전
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みやもとむさし
宮本武蔵(七)
吉川 英治
吉川 英治의 宮本武蔵(七)(みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 350,912자 · 702화면
五
――お鶴はかねて伊織をよく世話したこともあるので、武蔵が疾く伊織の消息に詳しかったのは、船中で、この娘から、何かのはなしを聞いていたのかも知れなかった。
五
また。こうも想像される。
武蔵が、ここの小林太郎左衛門の住居へ、先頃から身を寄せたのも、そうした縁から、伊織の世話になった礼をのべるためにも、下船後、太郎左衛門の家へ立ち寄り、太郎左衛門と親しくなったことからではあるまいか。
が――何はともあれ。
武蔵が逗留中は、父のいいつけで、お鶴が彼の身のまわりを世話していた。
現に、昨夜なども、武蔵が父と夜更くるまで、話しこんでいるあいだ、彼女はほかの部屋で、頻りと縫物などしていた。それは武蔵が、
(試合の当日は、何も支度は要り申さぬが新しき晒布の肌着と下帯だけは整えておきたく思います)
と、何かの折にいったので、肌着のみならず黒絹の小袖も帯紐も新しく縫って今朝までに、しつけ糸を抜けばよいように、すべて揃えてあるのだった。
仮に――
ほんの、かりそめに、太郎左衛門だけの親心であったが、
(娘は、あの人に、淡い思いを寄せているのではあるまいか。――もし、そうだとしたら、今朝のお鶴の心は)