후리가나로 읽는 일본 고전
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みやもとむさし
宮本武蔵(七)
吉川 英治
吉川 英治의 宮本武蔵(七)(みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 350,912자 · 702화면
「御一同」
と、外から、同輩の顔が一つ、背伸びして、中を覗きこんだ。
「おう、何だ」
「待っていても、佐々木小次郎は、こっちへは見えぬぞ」
「おかしいな。でも、荷十郎がたった今、門内へ通って来たのを見たといっておるに」
「ところが、彼は、お住居の方へ行ってしまって、どう奥へ刺を通じたものか、お座敷で、大先生と話しこんでいるのだ」
「えっ。大先生と」
これには先ず浜田寅之助が、どぎもを抜かれた顔つきであった。
兄が斬り捨てにされたことも、原因を洗うと、ろくでもない兄の不行跡が必然に出て来るにきまっている。――で、師の小野治郎右衛門などには、体よく告げてあったし、ゆうべ、浜町の原から、老婆を人質に取って来たなどということも、勿論、告げていないのである。
「おい、ほんとか」
「誰が、嘘をいう。――嘘だと思ったら、裏山の方へ廻って、庭ごしに、大先生のお書斎の次の客間をのぞいてみたまえ」
「弱ったなあ」
しかし他の者は、彼の嘆息をむしろ歯がゆく思った。小次郎が直接、師の治郎右衛門の住居の方へ行ったにしろ――また、どんな詭弁を弄して自分たちの師を籠絡しようと考えているにしろ――堂々と対決して、彼の非を挙げ、こっちへ引き摺って来てしまえばいいではないか。