후리가나로 읽는 일본 고전
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みやもとむさし
宮本武蔵(七)
吉川 英治
吉川 英治의 宮本武蔵(七)(みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 350,912자 · 702화면
――もしここに一人の神仙が降りて、彼らに、仙語をもって、
(汝ら、生をうけて、何ぞこの狭隘の山谷に、雲と児戯するや。雲すでに起つ、雲に駕せよ。行くこと西方三千里、廬山に臥し峨眉峰を指さし、足を長江に濯ぎ、気を大世界に吸う。生命真に伸ぶべし。われらと共に来らずや)
とでも呼びかけたら、雲はみな猿となり、猿はみな雲と化って、漠々、昇天し去って行くかもしれない。
――そんな幻想さえ催すほど、猿は、遊んでいた。残月の光に、その猿の形は霧へ映って、二つずつに見えた。
わんッ!
わん、わん、わんッ!
突――犬の声だった。
犬の声は、谺して、谷へ遠くひびいた。
とたんに、さながら秋の末の黄櫨の葉が風に見舞われたように、猿は、一瞬に影をひそめてしまった。――そしてそこへ、かなり高い跫音をひびかせて、宝蔵番のために梅軒が飼っている黒犬が縄を切って素っ飛んで来た。
「くろっ、くろ奴!」
後から追って来たのは、お甲であった。
梅軒たちが、大岳へ行ったのでそれを知って、縄を噛み切ったものとみえる。
二
彼女はやっと、黒犬の引きずって行く縄の端をつかまえた。黒犬はつかまると、彼女に巨きな体を押しつけて絡みついた。