후리가나로 읽는 일본 고전
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みやもとむさし
宮本武蔵(七)
吉川 英治
吉川 英治의 宮本武蔵(七)(みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 350,912자 · 702화면
「おう、大蔵様だ」
と、登って来た二頭の荷駄を迎えて、凡ならぬ親しみで久闊の情を叙べたり、無事を歓び合ったりしているのであった。
やがて、夜の明けぬうちにと、何事かいそぎ始めて、大蔵のさしずのもとに、一本松の下の巨石をとりのけると、一人は鍬をもってそこを掘り始めた。
埋めておいた金銀が、土と共に掘り出された。盗むたびに、ここへ隠匿しておいたものとみえ、それは夥しい額であった。
前髪に頬かぶりの――城太とよばれた若者もまた――ここまで乗って来た荷駄の背から、漆桶をみな降ろし、蓋を破って、土のうえに中の物をぶちまけた。
漆桶の中から出たものは漆ではなかった。三峰権現の宝蔵から影を隠した砂金やなまこである。穴の中から掘り出したものと、それとを合せれば何万両という額にのぼる金銀がそこに積まれたのであった。
さて、それをまた、幾つものかますに分けて詰込むと、三頭の馬の背に縛しつけて、空になった漆桶や、不用の物を、すべて坑の中へ蹴込み、きれいに土をかぶせてしまった。
「これでよし、これでよし。――まだ夜明けにはだいぶ間がある。まあ、一ぷくつけようか」
大蔵は、そういって、松の根かたに坐りこみ、ほかの四名も、土を払って車座になった。