후리가나로 읽는 일본 고전
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みやもとむさし
宮本武蔵(七)
吉川 英治
吉川 英治의 宮本武蔵(七)(みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 350,912자 · 702화면
勢いのよい時、羽振に乗って、人いちばい権をふるったり意慾を恣にしたけれど、こういう人間ほど、半面には、頑なくらいな道徳的良心をもっているので、失脚すると共に自己の良心で、自己の余生を全く自身で縊め殺しているような心理になってしまったものらしいのである。
だから悪くすれば、彼は今、生涯の望みとしている――武蔵に会って一言の詫びをいうことと、わが子の成人ぶりを見て、その将来に安心を抱くことをしてしまえば――すぐそこらの雑木林へ行って、明日の朝は、首を縊って死んでいたというようなことにならないとも限らない。
沢庵は、そう思った。この男には、子に会わせるよりも先にまず、仏陀に会わせてやらなければいけない。十悪の徒、五逆の悪人でも、救いを求めれば救うてくれる慈悲光の弥陀尊仏に対面させてから後、城太郎に会わせてやって晩くはない。武蔵との邂逅は、なおさらそのうえである方が、この男にもよいし、武蔵にとっても心地がよかろう。
こう考えたので沢庵は、とりあえず丹左に向って、御府内の一禅寺を教えてやった。わしの名をつげてそこに幾日でも逗留しておるがよいというのである。