후리가나로 읽는 일본 고전
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みやもとむさし
宮本武蔵(七)
吉川 英治
吉川 英治의 宮本武蔵(七)(みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 350,912자 · 702화면
ただ、変らないのは、愛刀物干竿だけで、これは太刀作りを、ふつうの拵えに直して横に手挟んでいた。
ばばも旅支度だし、小次郎も旅拵えなのだ。そしてこの野火止の立場には、細川家の重臣岩間角兵衛以下、十名ぐらいな藩士とその家来や荷駄の者が今、昼食の休息を取っているのである。そういう道中の群れのうちに小次郎が、やはり一箇の藩士としているところを見ると、彼が前から志していた仕官の宿望が遂にかなって――望みの千石とはゆかないまでも――四百石とか五百石とか相応のところで折れ合い、推挙した岩間角兵衛の顔も立てて、細川家に召抱えられたものと推定しても過りはないであろう。
そう考えてくると、細川忠利もまた、近く豊前の小倉に帰国の噂がある。三斎公が老年なので、忠利の帰国願いは、かなり前から幕府へ提出されていた。その許しが出たことは、いいかえれば、幕府が細川家を二心なきものと見極めた信頼の証拠であるとも、一般から思われていた。
岩間角兵衛だの、新参の小次郎だのの一行は、その先発として、本国豊前の小倉へ向う途中であった。
四
同時にまた、おばばの身にも、どうしても一度、郷里に帰らなければならない事情が起っていた。