일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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みやもとむさし

宮本武蔵(七)

吉川 英治

吉川 英治의 宮本武蔵(七)(みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 350,912자 · 702화면

아오조라 문고

めずらしい幻術師が来ても、傀儡師が来ても、賭弓や賭剣術が催されても、野天であった。

きょうの催しは、そういうただの人寄せではなく、もっと真面目なものだった。宝蔵院の槍法師たちが集まって、年に一度、公開してみせる試合日なのだ。この試合に依って、平常の宝蔵院の床に坐る席順がきめられるというので、大勢の法師や侍は、衆人の前でもあるし、ずいぶん烈しい戦闘をするということだった。

けれど今は、からんとして、野づらの空気は、至って長閑であった。

ただ、野の一方に三、四ヵ所張ってある幕のあたりで、法衣短に括げあげた法師たちが柏の葉でくるんだ弁当の飯を喰べたり、湯をのんだりしているだけである。悠長な――という言葉がそのまま当てはまる景色だった。

「助九郎」

「は」

「わしらも、何処かへ坐って、弁当でも解こうか。……だいぶ間がありそうだ」

「お待ちください」

助九郎は、手頃な場所を見まわしていた。

――すると、丑之助が、

「兵庫様、これへお坐りなさいまし」

と、何処からか、早速に一枚のむしろを持って来て、程よい所へ敷いた。

(心利きたる奴)

何かにつけ、兵庫は彼の機敏なことに感心したが――また、その気の利くことが、将来の大成という上には、すこし懸念される点でもあった。