후리가나로 읽는 일본 고전
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みやもとむさし
宮本武蔵(七)
吉川 英治
吉川 英治의 宮本武蔵(七)(みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 350,912자 · 702화면
……そうそう、幸村どのを初めてお見かけ申したのは愚堂和尚の禅室でござったな。お父上昌幸どのに侍かれて。――てまえは妙心寺地内の春浦院を建立の主命で、あのころは絶えず訪れておったもので。……いや、だいぶ以前のことじゃ。あなたもまだ、お若かった」
と、佐渡の追懐が、なつかしい思い出として語られるし、幸村も、
「あの頃はよく、暴れ者が、角を撓めるために、愚堂和尚の室にあつまりましたなあ。和尚もまた、諸侯と牢人、長者と若輩のさべつなく、相手になってくだされた」
「わけて世の牢人と、若い者を愛された。――和尚がよくいったことでおざった。――浮浪の徒は、あれは浪人じゃ。真の牢人とは、心に牢愁のなやみを抱き、意志の牢固な節操をもった者じゃ。……真の牢人は名利を求めず、権に媚びず、世に臨んでは、政治を私に曲げず、義にのぞんでは私心なく、白雲のごとく身は縹渺、雨のごとく行動は急、そして貧に自楽することを知って、的を得ざるも不平を病まずなどと……」
「よう御記憶ですな」
「だが、そうした真の牢人は、蒼海の珠のように少ないともよく嘆かれておった。しかしまた、かつての史を閲すれば、国難の大事に当って、私心なく、身を救国の捨て草にした無名の牢人は、どれほどあるか知れぬ。