일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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みやもとむさし

宮本武蔵(七)

吉川 英治

吉川 英治의 宮本武蔵(七)(みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 350,912자 · 702화면

아오조라 문고

ちょうど、その乳母なる人の染屋の垣の近くには、べつに、武蔵の通過を、かねてから待って、彼のために、壮途を祝し、一夕の宴をもうけて、また、彼の人間をも見ようとする姫路藩の人々が、二十余名も、駕籠までもって、迎えに出ていた。

その中に、青木丹左衛門もい、青木城太郎もいた。

姫路の池田家と武蔵とは、その郷土的にも、また、武蔵が若年時代の記憶にも浅からぬ縁がある。

(当然、彼は光栄とするだろう)

迎えに出ている池田家の藩士たちは、皆、そう意識していた。

丹左衛門も、城太郎も、その見解に変りはなかった。

けれどただ、お通の姿をその人たちに見せて、誤解を招いてはいけない。武蔵も迷惑とするかもしれない。――そう考えたので、わざと彼女とお杉だけは川尻の小舟へ遠のけておいたのだった。

――が。どうしたのか。

海は暮れ、夕雲の茜はうすれ、いつとはなく宵明りが青黒くただよって来るのに、まだ、船の影は見えても来ない――

「遅れたのかな?」

誰かが、一同を顧みる。

「――そんな筈はないが」

と、自分の責任のように答えたのは、京都の藩邸にいて、武蔵が船便で朔日に立つと聞くと共に早馬で知らせて来た藩士だった。