Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

にんきょうにとうりゅう

任侠二刀流

国枝 史郎

Lesen Sie 任侠二刀流 (にんきょうにとうりゅう) von 国枝 史郎 (くにえだしろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 224.569 Zeichen · 451 Bildschirme

Aozora Bunko

これがお仙の心持ちであった。とまれ生死の巷を経、血煙りの中を通って来た者は、恋の占有というような心は、案外押さえることが出来るものらしい。

誰も彼もみんな疲労れていた。

誰も彼もいくらかずつ傷を負っていた。しかし楽々と足を延ばし、休むことなどは出来なかった。と云うのは島津太郎丸の勢が、いつ寄せてくるか知れないからである。しかしそうやって気を張り詰め、起きていたところで仕方がなかった。で弥五郎が云ったものである。

「ナーニ大丈夫でございますよ、乾児の奴らを張り込ませてあります、それにお絹様の部下の衆が、物見に行っております筈、島津方から押し寄せて来たら、それ前に知らせがございましょう。それに城内のお役人さんだって、高見で見物はなさいますまい。かりにも中納言様をおびき出し、謀反人にしようとしたんですからねえ。すぐにも兵を繰り出して、太郎丸とかいう悪党の、御器所の屋敷を攻めましょうよ。……それにどんなに乱暴者でも、白昼攻めては参りますまい。また百人や二百人、よしんば攻めて来たところで、乾児の奴らが付いております。命知らずの連中でね、追い返すことだって訳はありません。