Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
にんきょうにとうりゅう
任侠二刀流
国枝 史郎
Lesen Sie 任侠二刀流 (にんきょうにとうりゅう) von 国枝 史郎 (くにえだしろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 224.569 Zeichen · 451 Bildschirme
ああ行きついた山上湖
そこで石につまずいて、生爪を剥がしたというものさ。お前さんのセイだよ、お前さんのセイだよ」
仰天したのはお仙である。
「え! それじゃあお吉さんが……道人様のお住居へ……妾の大事な宗さんを! ……畜生! 畜生!」
と喚くと一緒に、お紺の腕を引っ掴んだ。
「ワーッ、痛え! 何をするんだヨーッ」
「知ってるだろうね? お前さんも! 道人様のお住居をさ! 話せ話せ! さあ話せ!」
ああ行きついた山上湖
道人様の住居を云え! こう高飛車にお仙に云われ、お紺という六文腹を立てた。
「何を云うんだい居候め! 江戸あたりからフラフラ来て、俺達の所におりながら、何を偉らそうにほざくんだい! 云わねえ云わねえ、知っていても云わねえ!」
こいつを聞くと組紐のお仙、やにわに畚から蝮を出した。
「ようしどうしても云わないね、さあさあ蝮だ、食い付かせるよ! 腕にしようか、首にしようか、それとも頬っぺたに食い付かせようか! ちょっと毒歯がさわったが最後、一日の中にお前の体、膨れ上ってくたばるよ。それが恐かったらお話しお話し!」
「ワッ」というと六文のお紺、顔色を変えて顫え出した。「云うよ云うよ、お仙さん。