Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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にんきょうにとうりゅう

任侠二刀流

国枝 史郎

Lesen Sie 任侠二刀流 (にんきょうにとうりゅう) von 国枝 史郎 (くにえだしろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 224.569 Zeichen · 451 Bildschirme

Aozora Bunko

道人の住居はたして何処?

「お吉殿本当かな?」飛びつくような声である。

「なんの嘘を申しましょう、こういう次第でございます」六文のお吉話し出した。「妾どもはこういう商売、病気勝ちでございます。しかし沢山お鳥目は取れず、ことには近くに医者もなく、病気になるとなったまま、うっちゃって置かなければなりません。それが大変可哀そうだと云って、道人様には一月ごとに、わざわざここまでおいでくだされ、色々お薬をくだされたり、療治をしてくださるのでございます。そうしてある時妾を呼ばれ、このようにおっしゃいましてございます、『お前達は本当に可哀そうなものだ、あらゆる女の苦しみを、一人で背負っているようなものだ。そこで俺はお前達のためなら、どんなにも力を尽くしてやる。しかし俺は忙しい、薬草を養ったり、薬を製したり、山中の患者を見舞わなければならない。でせいぜい螢ヶ丘へは、月に一度しか来られないだろう。気の毒だが仕方がない。ついては住居を教えて置く。急病人でも出来た際には、遠慮はいらない知らせて来い、すぐに出かけて診てやろう』――で、その時道人様は、住居を明かされたのでございます。もっともこのようにおっしゃいました『決して人に話すなよ、浮世の暇人というものは、弥次馬根性が盛んで困る。