Japanische Klassiker mit Furigana
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さんごくし
三国志(七)
吉川 英治
Lesen Sie 三国志(七) (さんごくし) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N1. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N1 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 371.916 Zeichen · 744 Bildschirme
三
鉄石の如き忠胆、いつに変らぬ義心、よく見とどけました」
韋晃も、また耿紀も、そういって、彼の足もとへひざまずいた。
金※(「ころもへん+韋」、第3水準1-91-80)は茫然としていた。
そこで初めて、二人は意中を打明けた。今にして日頃の素志を貫かなければ、ついに曹操の大野望は、難なくここに実現を見ることになろうと、近時の形勢から推論して、
「まず、彼に先んじて、王必を刺し殺し、御林の兵権をわれわれの手に収めてから、天子を擁して、急使を蜀へはしらせ、蜀の玄徳に天子を扶けよと、綸旨を伝えるならば、この際、曹操を伐つことは決して難事ではないと考えられます。どうか、あなたはわれわれの上に立って、禁門方を指揮して下さい」と、涙をたれて赤心を吐いた。
金はもとよりそれにも勝る憂いを抱いていたので、互いに手を取って朝廷のために哭き、
「誓って国賊を除かん」
と、恨気天を衝くものがあった。
以来、日々夜々、同志は人目をしのんでは、金※(「ころもへん+韋」、第3水準1-91-80)の家に会していたが、ある折、金※(「ころもへん+韋」、第3水準1-91-80)が二人に諮った。