Japanische Klassiker mit Furigana
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さんごくし
三国志(七)
吉川 英治
Lesen Sie 三国志(七) (さんごくし) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N1. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N1 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 371.916 Zeichen · 744 Bildschirme
三
た。
「おういっ、張飛。おれだ、おれだ。引っ返して、共に雑兵を蹴ちらしてしまえ」
その大将の声に、味方の誰かと怪しみながら戻ってみると、それは荊州を共に立って、途中、孔明とひとつになって別れた常山の子龍趙雲であった。
三
長江から峡水に入り、舟行千里をさかのぼって、孔明の軍は、ようやく、※(「さんずい+倍のつくり」、第3水準1-86-78)水のほとりへ着いたのであった。
敵の雑兵を蹴ちらして後、趙雲が、そう語ると、
「では、軍師には、もう※(「さんずい+倍のつくり」、第3水準1-86-78)城へ入ったのか」と訊ね、然りと聞くや、
「急ごう」
と、急に連れ立って、※(「さんずい+倍のつくり」、第3水準1-86-78)城へ帰った。
趙雲は、入城の手土産に、途中で生捕った蜀の呉懿をひっさげていた。
玄徳がやさしく、
「予に従わないか」
というと、呉懿は、彼のただならぬ人品を仰いで、心から降参した。
孔明も、そこに来ていた。この降将に上賓の礼をあたえて、
「城のうちの兵力は何ほどか。劉璋の嫡子劉循を扶けておるという張任とはどんな人物か」などと質問した。
呉懿はいう。