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Japanische Klassiker mit Furigana

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さんごくし

三国志(七)

吉川 英治

Lesen Sie 三国志(七) (さんごくし) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N1. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N1 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 371.916 Zeichen · 744 Bildschirme

Aozora Bunko

心縛

一

「三千ばかり引きつれて、夾山にいる馬岱の首を持ってこい」

「行ってきます」

忙牙長は、颯爽として、一軍の先に立って向って行ったが、程なく、その手下だけが、列を乱して逃げ帰ってきた。そして口々に告げていう。

「忙牙長は敵の馬岱と渡り合って、ただ一刀に斬られてしまいました。いったい、どうしてあの隊長があんな脆く殺られたのか訳がわかりません」

心縛

一

「――そんな筈はないが?」

と孟獲は疑ったが、夜になると土人が、忙牙長の首を拾って届けてきた。

彼は、日夜離したことのない杯をほうり捨てた。

「やい。誰か行って、この仇を取ってこい。忙牙長に代って、馬岱の首を討ってくる奴はいないか」

「行きましょう、てまえが」

「董荼奴か。よかろう。さきの辱を雪いでこいよ」

励まして、さらに、猛卒二千を加え、五千の勢で、夾山へ向わしめた。

そして、一方、阿会喃には、

「孔明の本軍が、河を渡ってくると大ごとだ。てめえは河流一帯を守っていろ」

と、べつに大軍をあずけた。

蜀軍が疲れるまで、じっと守って不戦主義をとっていた孟獲も、糧道の急所を衝かれては、あわて出さずにいられなかった。

夾山の馬岱は、董荼奴が新手をひっさげて、陣地を奪回に来たと聞くと、自身、蛮軍の前へ出て、