Japanische Klassiker mit Furigana
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しゅくず
現代日本文学館8 徳田秋声
徳田 秋声
Lesen Sie 現代日本文学館8 徳田秋声 (しゅくず) von 徳田 秋声 (とくだしゅうせい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 327.364 Zeichen · 638 Bildschirme
」
「賑やかでいいじゃありませんか。」彼女はじろりと庸三を見て、
「まあ一年は続きますね。」
小夜子は見通しをつけるのであった。
「今お宅にいらっしゃいますの。」
「ちょっと田舎へ行っているんだがね。僕も実はどうしようかと思っている。」
「田舎へ何しにいらしたんですの。」
「子供を継母の手から取り戻すためらしいんだ。」
そして庸三はこの事件のデテールズについて、何かと話したあとで、
「貴女はどうしてこんな商売を始めたんです。」
「私もいろいろ考えたんですの。クルベーさんも、もう少し辛抱してくれれば、もっとどうにかすると言ってくれるんですけれど、あの人も大きな山がはずれて、ちょっといけなくなったもんですから。」
クルベーという独逸の貴族は、新しい軍器などを取扱って盛大にやっていたものらしいが、支那の当路へ軍器を売り込もうとして、財産のほとんど全部を品物の購入や運動費に投じて、すっかりお膳立てが出来たところで、政府筋と支那との直接契約が成立してしまった。そこまで運ぶのに全力を尽した彼の計画が一時に水の泡となってしまった。その電報を受け取った時、彼はフジヤ・ホテルで卒倒してしまった。