Japanische Klassiker mit Furigana
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しゅくず
現代日本文学館8 徳田秋声
徳田 秋声
Lesen Sie 現代日本文学館8 徳田秋声 (しゅくず) von 徳田 秋声 (とくだしゅうせい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 327.364 Zeichen · 638 Bildschirme
ですって、それでそのことを旦那さまに打ち明けて、今までの夫婦生活を清算してから、一緒になろうとしたものなの。」
そんな話になると、彼女には彼女特有の表現の魅力もあって、切迫した庸三の今夜の気持にも、何かしら甘い寛ぎを与え、かつて彼女の口を通して聴いた外国の恋愛小説ほどの興味は望めなかったが、現実の問題にも何か関りがありそうなので、聴くのに退屈はしなかった。
葉子の話では、その青年との結婚を、ハルミのマスタアも一応は承諾したのだったが、そのことはハルミの生涯にとっても重要な分岐点だから、慎重に考慮する必要もあるし、よしそれが決定的なことだとしても、マスタアの立場として、一応田舎のハルミの叔父の諒解をも得なければならないことだというので、その青年を加えて、間もなく三人でハルミの郷里を訪れ、ハルミの叔父や姉婿などにも立ち会ってもらって、マスタアとの結婚解消と青年との結婚とについて、協議を遂げることになったが、誰もこの新らしい恋愛結婚に賛成するものはなかった。その時マスタアは厳粛な態度で青年に詰問してみた。君たちが本当の熱情から愛し合っているのが事実なら、ハルミは今でも譲っていいが、責任をもってハルミを引き受けるだけの自信が、果して君にあるかどうか、この場で十分我々を納得させるだけの返辞を聴かしてくれたまえ――