Japanische Klassiker mit Furigana
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さんごくし
三国志(七)
吉川 英治
Lesen Sie 三国志(七) (さんごくし) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N1. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N1 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 371.916 Zeichen · 744 Bildschirme
「われら漢朝の旧臣たるもの、豈、曹操と共に大悪をなすべけんや」
と、ひそかに友の韋晃に心中を洩らしていた。
韋晃もいった。
「坐して、その大悪を見ているにも忍びない。むしろ、彼らの機先を制し、かねての大事をこの時に挙げるに如くはあるまい。――それには、もう一名、有力な味方も見つけておいた」
「それは頼もしいが、魏王に媚びざれば、人でないかのような今、そんな人がいるだろうか」
「漢の金日の末裔――あの金だ。実はその金※(「ころもへん+韋」、第3水準1-91-80)と自分とは、友人以上の情をもって交わっている」
「そりゃあ、あてにならん」
耿紀は失望したばかりでなく、かえって、同志のひとりがそんな者と親しいのを、非常に不安がるような顔をしていった。
「金といえば、王必の親友じゃないか。その王必は、曹操の股肱だ。――君ひとりが金※(「ころもへん+韋」、第3水準1-91-80)にとって無二の友だなんてうぬぼれていると、大きな間違いの因になりはせんか」
二
「いやいや。王必の交わりと、自分との交わりとは、まったく意味がちがう」――と、韋晃は自信をもって、
「試みに、君と僕と、ふたりして金を訪問し、彼の心をひいてみるのが一番いい」