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Japanische Klassiker mit Furigana

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さんごくし

三国志(七)

吉川 英治

Lesen Sie 三国志(七) (さんごくし) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N1. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N1 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 371.916 Zeichen · 744 Bildschirme

Aozora Bunko

、第4水準2-90-10)はまた、

「てまえに、兵三万をお頒ち下さい。巴蜀のほうに、のこのこ頭を出してきた張飛の軍を、一叩き叩いて後の憂いを断ってきますから」と、いった。

曹洪は、彼が、張飛をあなどっている様子を、かえって危うく思い、

「めったにはなるまい」と、容易にゆるさなかった。しかし張※(「合+おおざと」、第4水準2-90-10)は、自信満々で、

「人はみな張飛をひどく恐れますが、てまえの眼には、小児のようにしか見えない。もし将軍が少しでも彼を恐怖するようだと、士卒までが、張飛と聞いただけで、負けるものときめてしまいますよ。それでもよろしいのでござるか」

と、嫌味まじりに、なお執こく、自説の実行を求めるのだった。

曹洪も、そこまでいわれては、自分が戦って見せるか、彼の乞いを許すしかない。しかし、なお一抹の不安を抱いて、

「そんなにいうが、もしそういう貴公が敗れを取ったらどうするか」

「ご念には及びません。もし張飛を生捕ってこなかったら、軍法に正して、どう罰せられても、恨みとは存じ申さん」

「よろしい。軍誓状を書き給え」

「もちろんどんな誓紙でも書きます」