Japanische Klassiker mit Furigana
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さんごくし
三国志(七)
吉川 英治
Lesen Sie 三国志(七) (さんごくし) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N1. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N1 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 371.916 Zeichen · 744 Bildschirme
張※(「合+おおざと」、第4水準2-90-10)を擒にして必ず雷同が仇を討ってみせる」
魏延は喜び勇み、配下の精鋭をすぐって、配備についた。
翌日。
張飛堂々と軍を進めて魏軍の正面を攻めた。
張※(「合+おおざと」、第4水準2-90-10)はこれを見て、こりずにまたやって来おったかとばかり、みずから馬を進め、交戦十合ほどにして、きょうも、逃げの手をつかった。しかるに、来まいと思った張飛は、兵と一緒になって追ってくる様子である。張※(「合+おおざと」、第4水準2-90-10)はひそかに喜んで、伏兵の配陣よろしき地勢まで逃げた。
ここは山の腰のあたり、路は一筋、退路を断てば、敵の首筋を握ったと同然の地の利である。
「よし」と、思わず息をはずませ、馬首をめぐらし、追い寄せきた張飛の軍めがけて、一度に逆襲の形をとった。
二
雷同を討って、全軍気をよくしている矢先である。きょう目ざすは張飛だ。張の下知は、水ももらさず行きわたって、見事にみえる。
本軍と意気を合わせ、伏兵もたちまち左右から起って、張飛の後ろをさえぎろうとしたが、なんぞはからん、目の前に立ちふさがったのは蜀の兵であった。