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Japanische Klassiker mit Furigana

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さんごくし

三国志(七)

吉川 英治

Lesen Sie 三国志(七) (さんごくし) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N1. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N1 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 371.916 Zeichen · 744 Bildschirme

Aozora Bunko

「麦城の北門には、三千の寄手が向けてあるが、それを弱兵ばかり七、八百に減らして、ほかはすべて西北にあたる山中に埋伏するように、至急、君が行って指図してくれ」と、指令した。

潘璋が去ると、また、

「朱然を呼んでくれ給え」

と、近侍へたのみ、その朱然が見えると、

「新手四千騎を加えて、敵城の南、東、西の三方へいよいよ圧力を加え給え、そして足下はべつに千騎をひきい、北方の小道や山野など隈なく遊軍として見廻っているように」と、いった。

それからすぐ呂蒙は、碁盤の前を離れて、

「どうです、わたくしがやはり勝ったでしょう。せっかくですがまだ君公のお手のうちでは、呂蒙を降すことはできませんな」と、愉快そうに笑った。

負け碁となったが、孫権も共に哄笑した。囲碁には破れてもいまや敵城は余命旦夕、関羽を生擒ることも神算歴々と、心に大きな満足がべつにあったからである。

――それにひき代えて。

昨日今日の、麦城の内こそ、実に惨たるものだった。

五百の兵は、三百人に減っていた。傷病者は殖え、脱走者は絶えない。夜に入ると、古城の外から呉の陣にある荊州兵が、

「邱よ、出てこい」

「李よ。