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Japanische Klassiker mit Furigana

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さんごくし

三国志(七)

吉川 英治

Lesen Sie 三国志(七) (さんごくし) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N1. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N1 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 371.916 Zeichen · 744 Bildschirme

Aozora Bunko

と、いいつけた。

呂覇は呂蒙の子である。やがて張昭に連れられて荊州へ来た。孫権は可憐な遺子をながめて、

「父の職をそのまま襲ぐがよい」

と、なぐさめた。その折、張昭が訊ねた。

「関羽の葬いはその後いかがなさいましたか」

「斬に処したまま取り捨ててある。首は塩漬けにして保存してあるだろう」

「それは何とかしなければなりますまい」

「葬儀をか?」

「いや後日の備えをです。――彼と玄徳と張飛とは、生きるも死ぬもかならず倶にせんと桃園に誓いを結んできた仲です。その関羽が斬られたことを知れば、蜀は国をあげて、この仇を報いずにいないでしょう。孔明の智、張飛の勇、馬超、黄忠、趙雲などの精猛が命を惜しまず呉へ震いかかってきたら、呉はいかにしてそれを防ぎますか」

「…………」

孫権は色を失った。孫権とてそれを考えていないではないが、張昭が心の底から将来の禍いを恐れているのを見ると、彼も改めて深刻にその必然を思わずにいられなかった。

張昭はさらに云った。

「呉にとって、なお恐るべき問題は、もう一つあります。それは蜀が目的のためには一時の不利をかえりみず魏へ接近を計るに相違ないと思われることです。