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Japanische Klassiker mit Furigana

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さんごくし

三国志(七)

吉川 英治

Lesen Sie 三国志(七) (さんごくし) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N1. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N1 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 371.916 Zeichen · 744 Bildschirme

Aozora Bunko

と、諫めた。叛乱の動機は、つねにそうした弾みから起る。実にもと、人々は孔明の明察に感心した。

ところがその日の群臣のなかに彭義という者がいた。彼と孟達とは日頃から非常に親しかった。会議が終ると、何かそそくさと急いで下城したようだったが、我が家へ帰るとすぐ書簡をしたためて、

(君の命は危ない。転封のお沙汰が届いても、油断するな。関羽の問題が再燃したのだ)

と、密報を出した。

しかし、この密書を持った使いの男は、南城門の外で、馬超の部下の夜警兵に捕まってしまった。

馬超は、手紙の内容を見て、一驚したが、念のため彭義の家を訪れて、彼の容子を見届けることにした。なにも感づかない彭義は、

「よく遊びにきてくれた」

と、酒を出して引き留め、深更まで快飲したが、そのうちに馬超の口につりこまれて、

「もし上庸の孟達が旗挙げしたら、足下も成都から内応し給え。不肖、彭義にも、充分勝算はある。足下の如き大丈夫が、いつまでも碌々蜀門の番犬に甘んじておるわけでもあるまいが」

などと慨然、胸底の気を吐いてしまった。

馬超は次の日、漢中王にまみえて、彭義の密書とともに前夜のことをことごとく告げた。