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Japanische Klassiker mit Furigana

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さんごくし

三国志(七)

吉川 英治

Lesen Sie 三国志(七) (さんごくし) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N1. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N1 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 371.916 Zeichen · 744 Bildschirme

Aozora Bunko

「魏の曹丕、五路の兵を起し、わが国防はいま五面ことごとく危うきに瀕しておる。さるを、丞相ともある御方が病に託して、朝にもお出でなきは、一体いかなるお気持であるか。先帝孤を丞相に託されてより幾日も経ず、恵陵の墳墓の土もまだ乾いていない今日ではないか」

と、腹立ちまぎれに罵った。

すると、内苑を走ってきた人の跫音が、門を閉めたまま、内から答えた。

「丞相には、明朝早天、府を出られて、朝廟に会し、諸員と議せんと仰せられています。今日はおもどりあれ」

やむなく、二人は立ち帰って、ありのままを、帝に奏し、なお百官は、明日こそ丞相の参内ありと朝から議堂に集まっていた。

ところが午も過ぎ、日は暮れても、ついに孔明は来なかった。紛々たる怨みや、非難の声を放って、百官はみな薄暮に帰り去った。

帝の心痛は一通りでない。次の日明けるや否、杜瓊を召されて、

「事は急なり、孔明はさらに朝せず、そも、このときをいかにせばよいか」と、諮られた。

「やむを得ません。この上は、帝おんみずから、孔明の門に行幸され、親しく彼の意中をお問い遊ばすしかないでしょう」

後主劉禅は、西宮に入って、母なる太后にまみえ、