Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
にんきょうにとうりゅう
任侠二刀流
国枝 史郎
Lesen Sie 任侠二刀流 (にんきょうにとうりゅう) von 国枝 史郎 (くにえだしろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 224.569 Zeichen · 451 Bildschirme
「さあさあ皆さんご覧ください。青大将にやまかがし、ないしは黒蛇または蝮、どんな猛々しい毒蛇でも、妾が使えば穏なしくなり、自由自在に働きます。江戸は両国広小路、そこの名物大蛇使い、組紐のお仙の名古屋下り、往来側の芸ではない。立派な掛け小屋の舞台に立ち、鍛えに鍛えた真髄の芸! それを往来で使うのも、事情が事情なら仕方がない。投げ金は無用、抛り銭は無礼、お鳥目は一切いただきません。只で見せます、只で見せます。その代りお願いがございます。江戸は天下の副将軍、水戸お館のご家臣で、姓は山影名は宗さん。苦み走ったよい男、色浅黒く口締まり、鼻筋通って眼が涼しく、時々皮肉もおっしゃるが、みんなそれが可愛らしく、色気があるようでないようで、ほんとにほんとによいお方、年の頃は二十四五、剣を取っては円明流、無双の手利きでございます。木曽の御岳からお下りになり、名古屋に来た筈でございます。どうぞお願いでございます、お目付けなすってくださいまし。妾の住居は七つ寺、蝮酒屋でございます。そこまでお知らせくださいまし。どんなお礼でも致します。大道で芸を商なうのも、その宗さんに逢いたいばかり、可哀そうな女でございます。