Japanische Klassiker mit Furigana
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にんきょうにとうりゅう
任侠二刀流
国枝 史郎
Lesen Sie 任侠二刀流 (にんきょうにとうりゅう) von 国枝 史郎 (くにえだしろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 224.569 Zeichen · 451 Bildschirme
だが伊集院には解らないらしい。
「何んだい品物を変えるとは?」
「妾の体は小作りだよ」
「うんそうだ、白栗鼠のように」
「で、今度は大女さ」
「何んだか俺にゃア解らねえ」
「妾の体は痩せぎすだよ」
「それがまた途方もなく美しいんだが」
「肥えている女に変えなければならない」
「やっぱり俺に解らない」
「妾は荒んだ女だよ」
「ごもっともだね、御意の通り」
「清浄な女に変えるのさ」
「ふうん、少しずつ解って来た」
「妾は都会的の女だよ」
「俺もそう思う、都会的の婦人だ」
「山の乙女に変えるのさ」
「ははあなるほど! かなり解った」
「そういう女をかっぱらって来て、妾の変りに素っ裸体にし、ウネウネとここでのたくらせたら、大概大将だってゆきつくだろう」
「人身御供を取り変えるってわけか」
「妾の体に余ったのだから、他の体で間に合わせようってのさ」
「なるほどなあ、いいかもしれねえ」
「一日二晩秘術を尽くし、妾も随分働いたが、それで陥落しないんだから、これから働いても無駄ってものさ。免疫になっているらしい。慣れっこになっているらしい。そこで今度は反対の女で、もう一度膏汗を絞らせるんだね。いかな強情でも参るだろう。