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Japanische Klassiker mit Furigana

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にんきょうにとうりゅう

任侠二刀流

国枝 史郎

Lesen Sie 任侠二刀流 (にんきょうにとうりゅう) von 国枝 史郎 (くにえだしろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 224.569 Zeichen · 451 Bildschirme

Aozora Bunko

すなわち組紐のお仙である。

「おやおやそれでは道人様は、御器所の森にいるのかしら。有難いねえ、行ってみよう。山影さんの尋ね人、真っ先にその人を探しあて、山影さんへ知らせた者が、山影さんの奥様になれる。御岳で約束した筈だ。いやいやそれよりひょっとかすると、道人様とご一緒に、山影様がおられるかもしれない」

戸外へ駈け出したが引っ返した。

「暗い暗い夜の御器所、提灯がなければ見さかいが付くまい」

帳場へ飛び込むと提灯を借り、火を灯もすと駈けだしたが、奇怪な活劇を目前に見ようとは想像しなかったろう。

闇にとざされた御器所の森! 一点の火光の浮かんだのは、お仙の持っている提灯である。

「御器所の森の大木といえば、昨夜お絹さんに頼まれて、小蛇を入れた大杉の木、あれより他にはない筈だが、あそこに道人様おられるのかしら?」

呟き呟きやって来た。やがて辿りついた大杉の木の前、お仙改めて提灯をかざし、グルグル根もとを廻ったが、道人様もいなければ、人っ子一人いなかった。

「いないじゃアないか詰まらない。さっきの話しは出鱈目だったかしら」

すこしガッカリして佇んだ時、「お女中」