Japanische Klassiker mit Furigana
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にんきょうにとうりゅう
任侠二刀流
国枝 史郎
Lesen Sie 任侠二刀流 (にんきょうにとうりゅう) von 国枝 史郎 (くにえだしろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 224.569 Zeichen · 451 Bildschirme
太郎丸味をやるのである。
「学問から申せばさることながら、殿には島津様のご一族、お大名様にございます」正休何んとなくこだわろうとする。
「面白くないな、求林斎、今さらお大名を奉つるような、卑屈のそちではない筈だが。それはそうと求林斎、その後続々良書を発行したな。大概私も読んだつもりだ。四十二国人物図絵、虞書暦象俗解、天文議論、日本水土考、天文和歌注、町人嚢、長崎夜話草、水土解弁、ええとそれからまだあったな。万物怪異弁断、華夷通商考、いや全くよく作ったなあ。大学者だよ、何んと云っても、久々で学問の話がしたい。今夜はゆっくり話して行ってくれ。とりわけ俺に面白かったのは、虞書暦象俗解だったよ。おかげで天文のことは少しわかった。だがそれにしても不思議だなあ。どうして私がここにいることを、求林斎には突き止めたかな? それにさ幕府の天文方が、ヒョコヒョコこんな名古屋あたりへやって来るとは、不思議だなあ」やや怪訝そうに訊いたものである。
と、求林斎西川正休、一膝膝を進めたが、
「殿、私にとりましても、殿が名古屋などにおわそうとは、夢にも想像しませんでした」
「なるほど」