Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

にんきょうにとうりゅう

任侠二刀流

国枝 史郎

Lesen Sie 任侠二刀流 (にんきょうにとうりゅう) von 国枝 史郎 (くにえだしろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 224.569 Zeichen · 451 Bildschirme

Aozora Bunko

……でも宗さんがいないのなら、生きていたって仕方がない。江戸へ帰って両国へ出て、蛇を使ってお鳥目を貰い、派手な肩衣でよそおって、暮らしたところでどうなるんだろう。厭だわねえ、死んだ方がいいよ」

お仙じいいっと考え込んだ。

「生き返らないものかしら? ほんのちょっとでいいのにねえ。ポッカリ眼をあけてニッと笑って、おおお仙かよく来てくれた、こんな浮世は面白くねえ、オイ機嫌よく一緒に死のう。――一言こう云ってくだされたら、妾ア笑って死ぬのにねえ。……宗さん! 宗さん! 宗さん」と、お仙狂わしく呼び立てた。戦いの後の野の静寂! びょうびょうと吹くは風である。

「どう思ったって仕方がない、葬ってあげよう、土を掘って。……南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏。……お仙はこんなに泣いています、成仏なすってくださいまし、妾の涙がお顔へかかって……おお冷たいと覚しめしたら、どうぞね、ちょっと眼をあけて、……駄目だ駄目だ、死んでいらっしゃる」

またじいいっと考え込む。

「もろいわねえ、人の命は。……まるで何も彼も夢のようだよ。……去年の夏だよ、忘れもしない、女太夫を呼んでみよう、ほんの猪牙がかりに妾を呼ばれ、涼みの船で逢ったのが、二人の縁のつながりで、妾の方で血道を上げ、追っかけ廻すと恐いかのように、宗さんの方では逃げ廻ったが、あの頃はピンピン